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我々人類は、人生のおよそ3分の1もの時間を睡眠に充てています。
睡眠不足によって日常生活における仕事や業務活動などのパフォーマンスが低下することを誰しも一度は経験したことがありますよね?
過去の睡眠研究では、睡眠を阻害され続けたラットが摂食量の増加に反して体重が過剰に減少して、かつ毛が抜け落ちて皮膚損傷が生じ、暁には自律神経の異常や多臓器不全を呈して断眠後15日前後で落命したという報告もあります。
近年、社会的にも睡眠の重要性がだいぶ注目されてきました。
睡眠自体が生命の存続にとって必要不可欠な存在であることが知られてきましたし、睡眠そのものが我々の日常生活のクオリティーに密接に関与していることも判明してきました。
もちろん、いまだに睡眠を生み出す脳内メカニズムは依然として不明な点が多いです。
例えば、睡眠や覚醒の制御コントロールを担っている脳幹部や視床下部は複雑なニューロンが混在する領域であり、長期にわたり睡眠に関与する重要な神経細胞節を同定することはこれまでの研究からもなかなか困難なものでした。
その一方で、近年では光遺伝学などを中心として斬新なツールが開発されて特定のニューロンタイプに対する解析が一部可能となってきたことによって、睡眠を構成する様々なメカニズムが少しずつ明らかになりつつあるのも事実です。
今回は、睡眠自体の構成や睡眠の質がどうして最初の90分で決まるのかということに関して説明していきます。
レム睡眠とノンレム睡眠の役割とその周期を理解しよう
・ノンレム睡眠→体も脳も寝ている
発達した大脳を持つ鳥類や哺乳類などの高等脊椎動物の睡眠は、ほとんどがレム睡眠とノンレム睡眠というふたつの睡眠スタイルで構成されています。
同じように、ヒトの睡眠も大きくレム睡眠とノンレム睡眠に分類することが出来ます。
まずは誰しもが夜に入眠すると、最初のフェーズとして深い睡眠(ノンレム睡眠)の状態になります。
このノンレム睡眠が、おおむね約90分間続き、その後は浅い睡眠(レム睡眠)の状態に移行していきます。ちなみに夢を見るのは浅い睡眠(レム睡眠)のとき。
以降は、通常ではノンレム睡眠とレム睡眠を一晩の間に平均して4~5回ずつ繰り返して経過し、朝方になってくるとレム睡眠の時間帯が長くなり起きて目が覚めるというメカニズムになっています。
睡眠の質は『最初の90分』で決まる理由
先ほども話した通り、人は眠りにつくとまず一番深いノンレム睡眠に入ることがわかっていて約90分〜120分続いた後にレム睡眠へと切り替わります。
ここで重要なポイントは1番最初のノンレム睡眠が1番深い眠りで、2回目以降のノンレム睡眠はだんだん浅くなることが分かっています。
つまり最初のノンレム睡眠が浅い眠りだと2周目、3周目のノンレム睡眠はもっと浅くなり、その結果、質の悪い睡眠となるのです。
ノンレム睡眠というのは、睡眠の大半を占めるものです。
ノンレム睡眠中は、一般的に呼吸や心拍が落ち着いており、大脳皮質レベルでは徐波と呼ばれる特徴的な脳波が観測されます。
その一方で、レム睡眠中はその名の由来ともされている急速眼球運動を生じており、骨格筋の緊張を消失したり恒温性の低下を伴っていることが多く、この際には大脳皮質は覚醒に類似した状態を呈しているために鮮明な夢を見ることが予想されるフェーズになります。
そもそも人の細胞外スペースに存在している間質液には細胞の活動に伴って色々な老廃物や不要物質が含まれています。
レム睡眠の本来持っている生理学的役割についてはほとんど解明されていませんが、ノンレム睡眠については成長ホルモンの分泌や記憶の定着などを含めていくつかの生理学的な重要な役割が明らかにされてきているんです。
脳実質の間質液にも不要物は存在しており、それらの処理は主にノンレム睡眠時に実行されていると言われており、こうした意味合いからもノンレム睡眠が重要な生理的役割を担っていると考えられます。
また、ノンレム睡眠そのものが代謝性物質や内分泌系の状態をもコントロールしている制御機能として位置づけられております。
こうしたことから、睡眠の質が最初の90分で決まる背景には、入眠して1~2時間後に訪れるノンレム睡眠を充実して持つことによって身体の様々な恒常性を維持できるという観点でメリットが大きく、その後の繰り返されるノンレム睡眠とレム睡眠を規則的に迎えることが期待できることが挙げられます。
まとめ:ノンレム睡眠が良質な睡眠に欠かせない理由
近年では、高度な技術的発展と先人たちによる研究結果から得られた重要な知見や見識のおかげで長年究明されてこられなかった睡眠のメカニズムやその意義的役割が徐々に明るみになってきました。
レム睡眠からノンレム睡眠への切り替えをつかさどる神経メカニズムも解明されつつあります。
ノンレム睡眠には成長ホルモンの分泌や記憶の定着、そして脳内不要物の処理などをはじめとして様々な生理学的観点から重要と考えられる役割を有しています。
さらには昨今の研究によって、レム睡眠についても、ノンレム睡眠中の徐波を促したり、脳の回復や成長、記憶形成に関与している可能性が示唆されてきています。
前述してきた通り、最初の深い睡眠(ノンレム睡眠)がどれだけ深く充実しているかによって普段における全体の睡眠の質が概ね決まると言っても過言ではありません。
長期的に快適な睡眠生活を送り、今よりもさらに素晴らしく日々の生活が充実したものになるように様々な工夫をしてみてくださいね。
今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。