- 枕を使わないときの悪影響がわかる
- 枕を選ぶ時のポイントと素材や形の特徴がわかる
何気なく使ってるけど枕ってどんな役割があるんだろう。
枕を使わないと肩こりや腰痛の原因になることもあるんです。
そうなんだ!でもどんな枕を選んでいいかわからないなあ。
そうですよね。そこで今回は枕を使わないことで生じる悪影響と枕の選び方について深堀りしていきましょう。
- 枕があっていないと肩こりや首のこり、頭痛などの原因になる
- 自分に合った枕は首や肩の負担を減らし睡眠の質を高められる
あなたは普段、寝具にこだわって生活をしているでしょうか?
高級羽毛布団などを使用し睡眠の質を高めている人も最近では少なくありません。では、枕はどうでしょう。意外と布団とセットで付いてきた枕をそのまま使っている人もいるのではないでしょうか?
枕で睡眠の質に変化は起きるのか、自分に合った枕の探し方など知らない人は多いんです。そのため、今回は、そんな枕の重要性、必要性をご紹介していきますね。
枕ってなんで必要なの?正しい枕が必要な理由!
日本人の睡眠時間は、世界と比べてもかなり短いことをご存じでしょうか?経済協力開発機構の調査によると、加盟国の中でも日本人は睡眠時間が一番短いと言われています。アメリカやフランスなどの先進国と比べても1時間ほど短いです。
このデータから見ても日本人は、世界と比べても睡眠が取れずに疲れている方が多いと言えます。
しかし、急に睡眠時間を増やすのは難しいですよね。そんな時は睡眠の質を高めるよう意識しましょう。
睡眠の質を高めるには、寝具を見直すことが大切です。その中でも、自分に合った枕を使用することはかなり重要と言えます。
人間の身体は、文明の発展と共に発達して重くなった脳を支えながら二足歩行でバランスよく歩行するために背骨がS字カーブを描いています。S字カーブを描くことで、身体の負担が少ない姿勢を保つことができるのです。
寝ているときにも同じことが言えます。この姿勢を寝ている時にも保つために重要なモノが枕です。
枕は身体の負担を抑え、立っている時の姿勢を保つために敷布団と首の間を埋める役割があります。
正しい姿勢で寝ることにより、首や肩の負担を減らし睡眠の質を高めることができます。正しい姿勢で睡眠をし、回復力を高めるために枕は重要なアイテムだという事が分かるでしょう。
枕が合ってないとこんな影響が・・・!
枕が自分に合っていないと肩こりや腰痛、首痛や眠りが浅くなるなどさまざまな悪影響があります。自分に合っていない枕を使い続けると身体のさまざまな部分に不調が出てきます。
枕が高いと起こる不調や逆に低いと起こる不調はそれぞれ違います。ここでは、枕の高低で起こる不調の特徴を説明していきますね。
枕が高すぎるとどうなる?
枕を高くして寝るということわざがあります。このことわざの意味は、安心して眠れるという意味です。こういったことわざもあるので、高い枕で寝ることは、良いことだと誤解されがち。
でも実は、枕が高すぎると首の骨である頸椎が不自然な形状になり肩こりや首のこりの原因になるんです。
人の首は頭の重さを効率的に支えるため湾曲していますが、この湾曲を保つことによって首への負担をなくしています。
しかし、枕が高いと首の骨がまっすぐになってしまい、一晩中力が入った状態になるため、翌朝の首こりや肩こりを誘発することになります。
また、気道が圧迫されていびきの原因になる場合もあります。枕が高すぎると、顎が引けた状態になるのでいびきをかきやすくなるのです。
睡眠中の呼吸が十分じゃなくなるので、満足のいく熟睡感が得られず、しっかり寝たつもりでも疲れが取れない場合も・・・。
枕が高すぎるとこのような不具合が出てくるので、高い枕を使っている人はすぐに自分の状況を思い出してみて改善してきましょう。
枕が低すぎるとどうなる?
枕が低いと首痛や頭痛、めまい、腰痛などの身体の不調が起こります。
睡眠中に首が浮いたままになり、首だけでダイレクトに頭を支えることとなるので首痛が誘発されることになるのです。
また頸椎が、圧迫されてしまうので首の筋肉に緊張が走ることで血液が悪くなり、その結果頭痛に繋がっていきます。
さらには、背骨と首の骨は繋がっているため寝姿勢が悪くなると首の骨だけではなく、将来的には腰痛発症の原因ともなるでしょう。
ちなみに、朝起きてすぐのめまいに悩まされている人も少なくないと思います。枕が低いことにより起きるめまいは、耳の中にある浮遊耳石というものが三半規管に入ってしまうことで発症します。枕が低いほど浮遊耳石が三半規管に入りやすいです。
枕が低くても起こる不調は多々あるので、高い枕を使っている人と同様に自分の身体の不調を見つめなおして改善していくようにしましょう。
「でもどんな枕がいいかわからない・・・」
そんな方はこちらの記事を覗いてみてくださいね。枕による特徴とどんな人におすすめかどうか、そして実際に使った人の口コミもわかります。
正しい枕を選ぶための5つのポイント
- ちょうどいい高さであること
- ちょうどいい硬さであること
- ちょうどいい大きさであること
- あなたに合った形であること
- お悩みにあった素材であること
ここまでは、自分に合っていない枕を使うことで起こる不調をご紹介してきました。次に、自分に合った枕の選び方を5つのポイントに分けてご紹介していきます。
ちょうどいい高さって?
枕選びで重要なポイントは、ちょうどいい高さであるという事です。枕が高すぎる場合と低すぎる場合に起こる身体の不調は前述しましたが、どうすればちょうどいい枕を選ぶことが出来るのでしょうか。
それは、寝たときに脊柱の形が綺麗なS字カーブを維持できる枕を探すことです。性別や体型、睡眠中の姿勢が仰向きか横向きかによっても楽な姿勢をキープできる高さが異なります。
一般的には男性は頭を乗せたときに2~5センチ程度の高めの枕を選ぶと良いです。逆に女性は、1~3センチ低めの枕を選ぶと良いでしょう。
ちょうどいい硬さって?
ちょうどいい硬さであることも重要なポイントです。正しい高さの枕を購入できても柔らかすぎる枕であれば、頭が沈みすぎてしまい正しい高さを保てません。
また、硬すぎる枕であれば睡眠中の首や肩周りの筋肉が常に緊張してしまいます。緊張が続くことで、痛みや炎症を誘発してしまうので自分に合った硬さの枕を選ぶようにしましょう。
もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事も併せて見てみてくださいね。
>>枕の正しい硬さは?枕選びに抑えておきたいポイント!
ちょうどいい大きさって?
体格や好みによっても自分に合った枕の大きさは変わってきます。サイズ別に見ていきましょう。
Mサイズ
Мサイズ(43×63センチ)と呼ばれるサイズの枕は、日本人の肩幅を基準とした標準的な大きさの枕であるため、商品の種類がかなり多く出ています。
素材や可愛いデザインの枕が選び放題なので、このサイズがちょうどいいという人は好きなものを選びやすいのがメリットといえるでしょう。
Lサイズ
Lサイズ(50×70センチ)の枕は、頭から肩上部までを乗せることができゆったりと睡眠を取ることができます。
身体や肩幅が大きい人におすすめのサイズはこのLサイズです。
セミロングサイズ
セミロングサイズ(43×90センチ)は奥行きがMサイズと一緒ですが横が長く、寝返りを頻繁にする方におすすめです。
朝起きたら枕の上に頭が乗っていないという人は、セミロングサイズの枕を選ぶようにしてみましょう。
自分に合った形は?
枕の形も睡眠の質向上に重要なポイントです。枕には、様々な形があり一般的な長方形だけではありません。それぞれの形を解説していきます。
長方形
一般的な枕の形は、この長方形です。商品の種類も多く、好みのデザインや材質、高さや柔らかさまで自分に合った枕を探すことができます。
ウェーブ
側面から見ると波のような形になっていて、高さに差がある枕がこのウェーブ型です。低反発素材で作られている商品が多く存在しています。
ハート
ハートをさかさまにしたような形で、首回りのボリュームを少なくすることで首に負担が掛からないような作りになっています。
慢性的に肩こりや首こりが起きている人にかなりおすすめの枕です。
頸椎支持・横向き対応
枕の中身が分割されており、各部分の素材の量を変えることで高さを調整できる枕のタイプです。製品によって、横向きや寝返りのしやすさなど工夫がされていることもあります。
抱き枕
妊婦など横向きに寝るのが楽なひとにおすすめなのが抱き枕です。枕の裏表や上下を変えることで、自分に合った寝心地を選べるようにもなっています。
頭に敷くだけでなく、脚に挟んだり抱き抱えたりすることでリラックスして眠れる効果もあります。
お悩み別に合う素材って?
枕の素材も重要なポイントです。一般的に枕に使われる素材を簡単にご紹介していきます。
ダウン
高級羽毛布団とセットで付いてくる枕に使用しされていることの多い素材です。通気性や吸湿性があり柔らかいのが特徴です。
パイプ
短いストローのような素材で、硬く通気性に優れています。家庭で洗濯することができるので衛生的に使えます。
低反発ウレタン
マシュマロのようなモチモチ感と触り心地があります。寝るときの姿勢に合わせてフィットするので枕の高さを合わせるときに優れた素材です。
スノー低反発
低反発ウレタンよりも通気性に優れ、復元性にも優れています。こちらも姿勢を合わせるときにかなりおすすめの素材です。
そばがら
ソバの実の殻を乾燥させた天然素材で、昔から日本では枕の素材として利用されてきました。頭からの熱を発散して汗を吸収する優れものです。
枕の硬さに合わせた素材とその特徴を知りたい方はこちら
>>柔らかい枕のメリット・デメリットは?素材による特徴までわかりやすく解説!
>>高反発枕のメリット・デメリットは?素材から特徴までわかりやすく解説!
まとめ
簡単に枕があっていないときの悪影響と枕を選ぶポイントについてまとめておきますね。
自分に合った枕の選び方が分かったと思います。是非参考にしてあなたに合った枕をしっかりと選び、快適な睡眠を実現しましょう。
- 肩こりや腰痛、頭痛、めまい
- 睡眠の質の低下
- いびきの原因
- ちょうどいい高さであること
- ちょうどいい硬さであること
- ちょうどいい大きさであること
- あなたに合った形であること
- お悩みにあった素材であること
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>>快眠サポート キュアレ枕の評判はこちら