- 高反発枕のメリット・デメリットがわかる
- 高反発枕を選ぶ際の注意点がわかる
- どんな人におすすめなのかがわかる
高反発枕ってどんなものなんだろう。
高反発枕は反発力が高く、圧に対してすぐに跳ね返ってくるのが特徴で、素材によっても変わるところがあるんです。
そうなんだ!使ってみたいけど選び方とかわからないなあ。
そうですよね。そこで今回は高反発枕の特徴と素材、メリット・デメリットを深堀っていきましょう。
- 素材によって特徴が大きく変わる
- 肩こりや首こり、腰痛にお悩みの方におすすめ!
- 疲労が取れない方におすすめ!
1. 高反発枕の特徴って何?
高反発枕の特徴は、その名の通り反発力の高さにこそあります。
そのため、圧力をかけてもすぐに元の形に戻りますが、低反発枕に比べてやや硬いと感じるものが多いのも特徴です。
なお、その反発力ゆえに首や頭をサポートする力に長けており、低反発枕使用時に比べて寝返りをかなりうちやすくなります。
ただ、形が変化しにくい分だけ自分の体型に合ったものを選ばないと、かえって体に負担がかかってしまうことがある点には注意が必要です。
2. 高反発枕に使われる素材の種類や特徴は?
高反発枕に使われる代表的な素材には、主に①高反発ウレタンフォーム、②高反発ファイバー、③ラテックスフォームの3つが多く使われています。
それぞれの素材によって特徴は異なるため、このセクションでは素材にフォーカスしてみていきましょう。
高反発枕の主な素材①:高反発ウレタンフォーム
ウレタンフォームは、ポリウレタン樹脂に多くの気泡が空いており、反発弾性50%以上のものが高反発とされています。
高反発ウレタンフォームは、柔らかくふんわりとした手触りが特徴で耐久性抜群ですが、通気性や吸湿性はあまりよくなく、丸洗いもできません。
高反発枕の主な素材②:高反発ファイバー
ファイバーは、通気性が高いとされ、水洗いが可能であることから、衛生的に取り扱うことができます。また素材としては、比較的硬いと言われています。
高反発ファイバーは通気性がよくムレにくく丸洗い可能です。ただ、やや硬めで熱に弱いという弱点があります。
高反発ファイバーについてはこちらの記事でも詳しく解説しているため、興味がある方は覗いてみてもいいかもしれません。
>>今話題の高反発ファイバーとは?メリットやデメリットを徹底解説!
高反発枕の主な素材③:ラテックスフォーム
ラテックスは、さらに合成ラテックス・天然ラテックス(天然ゴムが80%以上)、100%天然ラテックスの3種類に分けられ、天然ゴムの含有率が高いほど反発力が上がります。
通気性や耐久性は抜群で、断熱性が高いとされているが、丸洗いできないことと、ものによっては独特なニオイが気になる点には注意が必要です。
高反発枕の素材まとめ
高反発枕は大きく分けて3つの種類の素材が使われていました。それぞれの素材の特徴を下の表にまとめてみました。
通気性 | 耐久性 | |
高反発ウレタンフォーム | △ 通気性や吸湿性はあまりよくなく、丸洗いもできない | ◎ 柔らかくふんわりとした手触りで耐久性抜群 |
高反発ファイバー | ◎ 水洗いも可能で衛生的 | △ 熱に弱い |
ラテックスフォーム | 〇 丸洗いできず、ものによっては独特なニオイも | ◎ 断熱性も高い |
3. 高反発枕の良いところは?
「高反発枕ってよく聞くけど何がいいのかわからない…。」
「使ってみたいけど私に合うのかな…?」
そんな風に思っている方は少なくないのではないでしょうか?
そこで、高反発枕のメリットを理由も含めて簡潔にわかりやすくお伝えします。
高反発枕の良いところ①:首や肩、腰への負担が減る
適度な硬さを持つことが特徴の高反発枕は、首や肩、さらに頭の重量をしっかりと支えることに適しています。
また寝返りが打ちやすくなることから、睡眠中にどこかに体圧が集中することを避けられ、適切に分散できるようになります。
そして、睡眠中に適度な高さを維持できるため、正しい姿勢を保ったまま休息することもできます。
このことから、首や肩回り、腰にかかる負担の軽減に繋がることがメリットとされています。
高反発枕の良いところ②:疲れをとる効果がある
高反発とウレタン系の低反発を比べた研究では、入眠直後から深部体温が下がる速度が速やかであること、そしてその状態が継続することがわかりました。
さらに、睡眠中の寝返りがスムーズであることから、脳が覚醒して睡眠を妨げることはありません。
事実、高反発枕を使うと、深い睡眠量を示す「デルタパワー」が増加する傾向にあり、これは睡眠の質が高いことを表しています。
これらのことから、疲労回復に大きな役割を果たすメリットがあります。
高反発枕の良いところ③:耐久性がバッチリ
高反発枕は耐久性に優れていて長く使っても簡単にはへたれません。長期間使い続けることができます。
しかも、気温による素材の硬さの変動が小さいので、季節を問わず年間を通して安定した眠りをサポートしてくれます。
4. 高反発枕のデメリットは?
高反発枕にはいくつかのメリットがあることは先ほど見てきた通りです。
しかしもちろんデメリットも存在します。
その点についてもご紹介していきます。
高反発枕の悪いところ①:自分に合ったものを選ぶ必要がある
高反発枕は、形状が定まっていることがほとんどであるため、自分の首や肩の状態を把握した上で、適した枕を選ぶ必要があります。
そのため、高さや幅などを購入前に詳細の確認が必要です。
自分に適していないものを選んでしまうと、頭の重量を後頭部だけで支える必要が出てくることから、肩こりや頭痛などの原因となります。
高反発枕の悪いところ②:選択肢が少なくて普通の枕よりちょっと高い
高反発枕を取り扱っている店は、低反発枕ほど多くありません。
また、商品数が少なく普通の枕より価格が高めなことが多いため、購入の一歩を踏み出しにくいというデメリットがあります。
高反発枕の悪いところ③:不安に感じる人もいる(個人差あり)
高反発枕は頭が沈み込まない寝返りのうちやすさがメリットにあります。
しかし、頭がホールドされていない状態が不安定な感覚につながり、寝心地の悪さを感じる人がいる点も、高反発枕のデメリットと言えます。
ここは完全にそれぞれの好みの問題でしょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか?今回は高反発枕の素材やメリット・デメリットを解説してきました。
首凝りや肩こり、腰痛にお悩みの方、睡眠の質が悪く疲労が取れないという方は、ぜひ高反発枕を使用することをおすすめします。
簡単に高反発枕のメリットやデメリットについてまとめてみました。
メリット | デメリット | |
高反発枕 | ①首や肩回り、腰にかかる負担の軽減に繋がる ②疲労回復効果がある ③耐久性が高い | ①自分に合った枕を選ぶ必要がある ②商品数が少なく普通の枕より価格が高め ③不安感(個人差あり) |
「高反発枕ののいいところは分かったけどの枕がいいんだろう…」
そう思っている人もいるのではないでしょうか?
当サイトは睡眠についてさまざまなことを解説しています。
その中で、おすすめの枕やマットレスなどもご紹介させていただいているため、ぜひご覧ください。