ロングスリーパーは病気ではなく「体質」である場合がほとんどです。
人によって必要な睡眠時間には個人差があり、長く眠ること自体は必ずしも異常ではありません。
ロングスリーパーと睡眠障害の違い
ロングスリーパーは「長く寝ることで心身が回復し、日中に支障がない」タイプです。
一方で睡眠障害の一種である「過眠症」は、十分寝ても眠気が強く、生活に支障が出る状態を指します。
項目 | ロングスリーパー | 過眠症(睡眠障害) |
---|---|---|
睡眠時間 | 長い(9〜10時間以上) | 長い or 足りなくても常に眠い |
起床後の状態 | スッキリ・元気 | 疲労感・強い眠気が残る |
日中の活動 | 普通にできる | 眠気で支障が出る |
病気を疑うべきサイン
「どれだけ寝ても疲れが取れない」「日中に眠気で倒れそうになる」「集中できない」などの症状が続く場合は、過眠症やうつ病などの可能性もあるため、睡眠外来や心療内科への相談が必要です。

ともき先生
ロングスリーパーは、自分に合った休息時間が長いだけの体質です。
ただし、長時間眠ってもスッキリしない場合は、睡眠障害のサインかもしれません。
「よく寝る自分」を否定せず、もし気になるようなら専門医に相談して、体質と不調を見極めましょう。