主な原因5つ
1. 枕の高さや硬さが合っていない
枕が高すぎると首が前に曲がってしまい、首の後ろや肩が張って痛くなる。
枕が低すぎると首が反り返ってしまい、首の前側や喉まわりに負担がかかる。
→ 自分の寝姿勢に合った高さを選ぶのが大事。
2. 寝姿勢のクセ
うつ伏せ寝は首がねじれやすく、負担が大きい。
横向きで長時間同じ姿勢だと、片側の首や肩に圧力が集中する。
→ 寝返りが打ちやすい環境を作ることがポイント。
3. 筋肉の緊張やコリ
デスクワークやスマホでの姿勢不良で首や肩の筋肉が硬くなっていると、寝てもリセットされにくい。
結果的に朝起きても痛みが残りやすい。
4. 寝具の問題
マットレスが柔らかすぎたり硬すぎたりすると、寝ている間に首と背骨のバランスが崩れる。
枕だけでなく、敷き寝具との相性も重要。
5. 疾患や体調の影響
頸椎症、ストレートネック、肩こり・自律神経の乱れなどが背景にあることもある。
慢性的に続く場合は整形外科や睡眠外来でのチェックが安心。
改善のためのポイント
- 枕の高さを仰向けなら5〜8cm、横向きなら8〜12cmを目安に調整
- タオルを枕の下に入れて微調整すると簡単に合いやすい
- うつ伏せ寝を避けて、寝返りしやすい環境を作る
- ストレッチや入浴で首や肩の筋肉をゆるめてから眠る

ともき先生
朝起きて首が痛いのは、ほとんどの場合「枕の高さや寝姿勢の不一致」が原因です。体型や寝方に合った枕を選び、筋肉をリラックスさせて眠ることが、快適な朝につながります。