リラックスした時に脳から出る波はアルファ波
アルファ波(α波)は、脳が発する電気的信号(脳波)のうち、特定の周波数帯域である8~13Hzの波を指します。アルファ波はリラックスした状態や閉眼時に多く観察され、主に後頭部から観測されます。
アルファ波の特徴と意義
アルファ波は主に以下の特徴を持ち、リラックスした脳の状態を示す重要な指標とされています。
安静状態における占有率
アルファ波は、リラックスした安静状態や閉眼時に他の脳波成分に比べて高い割合で観察されます。これにより、リラックス状態や休息の品質を推定するのに有用です。
リラックスホルモンの分泌
アルファ波が出現する状態では、脳内でベータエンドルフィンというホルモンが分泌されます。このホルモンは「脳の快楽物質」とも呼ばれ、ストレスの緩和や幸福感の増加に寄与します。
心身のリラックス効果
アルファ波の発生は、心身のリラックス効果をもたらします。アルファ波が増加する状態では、心拍数や血圧が安定し、ストレスが軽減されることが報告されています。
アルファ波音楽とリラックス
アルファ波音楽は、アルファ波を増加させる効果を持つ音楽のことを指します。特定のメロディやリズム、自然音などを含む音楽が、脳波の周波数をアルファ波に近づける助けとなります。この音楽を聴くことで、心地よいリラックス状態やストレス軽減が期待されます。