- 枕の高さが合わないことによる悪影響が分かる
- 自分に合う枕の高さが分かる
- 正しい寝姿勢が分かる

何気なくいつも枕を使ってるけど枕の高さが合わないとどうなるんだろう。

枕の高さが合わないと首や肩の痛みやむくみの原因になることもあるんです。

そうなんだ!でもどうやって枕を選んでいいかわからないなあ。

そうですよね。そこで今回は枕の高さが合わないことで生じる悪影響と枕の選び方について深堀りしていきましょう。
- 枕があっていないと首や肩の痛み、むくみなどの原因になる
- 枕選びのポイントは「高さ、大きさ、材質」が大事
枕を変えただけで、毎日の身体の調子や熟睡の度合が変わります。
ちなみに私も自分の枕を見直しました。
枕の高さもポイントで私の枕は「どうやら高すぎる」ということが判明しました。そして枕選びにはどんな姿勢で寝るかということも大切です。
気持ちよく熟睡するためには
寝る時の環境によって、熟睡できるかどうかがポイントのひとつです。
「寝具一式を変えるのはめんどうだな。」
「品質の良いマットレスや布団に手を出すのは荷が重いな。」
そう感じる人も多いでしょう。
そこで今回、すっきり目覚めるためにまず提案したいのが枕を変えてみることです。
枕が合っていないとさまざまな不調に
自分の身体に合わない枕を使っていると、どんな不調を引き起こすのでしょうか?
十分な睡眠がとれなかったり、身体を休めるための睡眠なのに逆に身体へを負担をかけてしまっているケースがあります。
枕が原因で眠りに集中できないといった経験がある人もいると思います。
例えば、旅行先などで自分の枕で寝ないとき、違和感があり就寝までに時間がかかったことなど。
もしくは寝る環境は変わってないのに、入眠するまでに時間がかかったり、何度も起きてしまうという経験がある人もいるでしょう。
そこでまずは、今の枕が自分に合っているかどうかのチェックをしてみましょう。
まずは今の枕が自分にあっているかどうかチェック
- 寝返りをうった時に枕から落ちてしまう
- 仰向けになった時に顎があがりすぎ、もしくは顎が引きすぎて首の圧迫感がある
- 昔はいびきをかかなかったが、自分のいびきが気になる
- 体や顔がむくみやすい
- よく首を寝ちがえる
いかがでしたか?この中に一つでも当てはまるものがあれば、あなたの睡眠の妨げになっているのは枕が原因かもしれません。
枕が合わないと起こる影響は?
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- ストレートネック
今使っている自分の枕がどれくらいの高さなのか正確に言える人は少ないと思います。
個人差もありますが、枕を長く使っているうちに、微妙に高さが変わることもあります。
なぜ枕の高さが大切かというと、頭を置いた時の枕の高さが自分に合っていないとさまざまな不調が起こるからです。
今回はこの中でもなじみがよくある「こり」とあまりなじみのない「ストレートネック」に焦点を当ててみていきたいと思います。
身体のこりの原因
人によって就寝時の姿勢はさまざまだと思いますが、正しい睡眠姿勢をとらないと体の血液やリンパの流れが滞ってしまいます。
体の一番太い血管は大人では約3㎝もありますが、血行が悪いと、硬くなった筋肉が近くの血管を圧迫し、血流を悪くしてしまいます。
これがいわゆる身体のこりの原因といわれています。
起きている時も首や肩は、重い頭をしっかり支えてくれています。横になった時くらいは負担がないような姿勢で休ませてあげたいですよね。
しかし、正しい睡眠姿勢といっても、寝てしまえば自ら意識することは出来ません。
だからこそ、寝返りが打ちやすい枕を選ぶ事が大切です。
ストレートネック
ストレートネックとは、首に過度な負担がかかることで、骨が正しい位置ではない症状です。
首は本来、ゆるやかなS字カーブを描いています。
しかしストレートネックになると、首の頸椎という骨が前傾した姿勢を続けることで首のカーブがなくなり、まっすぐな状態になってしまうのです。
本来は首のゆるやかなカーブがある事でしっかり頭を支えられるのですが、ストレートネックだと重みに耐えれずに身体全体の不調の原因になります。
ひどい人はめまいや吐き気や手足のしびれにつながります。
日常生活で、猫背の人、上を向きにくい、首が動きにくいと感じる人は知らないうちにストレートネックになっているかもしれないので要チェックです。
なぜなら現代人は日常生活でパソコンやスマートフォンを使うので、ただでさえ前かがみな姿勢が多いからです。
正しい寝姿勢とは
- 頭と身体が一直線になっている
- 目線は真上より少しだけ足元に傾いている
- 頭が上がりすぎてあごが下がっていないか
- 首元にすきまができていないか
- 頭と身体が一直線になっている
- 頭が上がりすぎて首が曲がってないか
- 首や肩に痛みがないか
- 首元にすきまができていないか
起きているときに正しい姿勢に気づけている人は多いと思いますが、就寝時はどうでしょうか?
普段の寝る体勢を想像してもらうと、仰向けや横向きで寝ている人が多数派だと思います。中にはうつ伏せ、横向きで丸まって寝る人もいます。
正しい寝る姿勢は上記のようなことを参考にしてみてください。
一人ひとり寝やすい姿勢というのは違って当たり前ですし、夜中に適度な寝返りをうつのではっきりこの体勢と言い切れないところもあります。
また、自分がどちらの姿勢が合うのかわからないという人もいると思います。そこで次はどちらの寝姿勢が合うのかということについて説明していきますね。
仰向けと横向き、自分にあうのはどっち?
自分に合う寝姿勢は「呼吸しやすい」ということが大事です。逆に言えば、呼吸しやすいのであれば仰向けと横向きどちらでもいいということです。
横寝姿勢の場合は首肩にかかる負担は仰向け寝の時より20%もアップします。仰向けは、身体にかかる重力の分散が均等になります。
しかし、ここでポイントなのは正しい寝姿勢が出来ていることが前提です。
正しい寝姿勢ができる枕だと頭から頸椎、腰までまっすぐ一直線の姿勢を保つことができます。そうすると、たとえ横向き寝でも気道が確保され呼吸がしやすくなります。
もし睡眠中のいびきや、呼吸が浅いなど、悩んでいる方は試して見てください。(抱き枕と一緒に寝ることで正しい横寝の体勢になりやすいです。)
普段横向きでよく寝ているなと感じる人は、特に注意したいところですね。
人それぞれに自分の寝やすい姿勢があると思いますが、眠りづらいひとは寝ている時の姿勢を見直してみてください。
枕選びのポイントは?
基本的には枕選びのポイントは「高さ、大きさ、材質」が大事です。
大きさは寝返りがうちやすく、頭が落ちないもの。
材質は好みもありますが、出来れば通気性の良いもの。高さについては人によって変わるので、具体的には次のセクションを参考にしてみて下さい。
理想的な枕の高さとは?
- 女性ややせ型のかた:子供→約1~3㎝(低めの枕が良いとされています)
- 標準的な男性:約2~5㎝以上
- 筋肉質で背中ががっちりした男性:約7~8㎝以上
頭を枕においてから実際に測ってみるのが良いですね。基本として立った時の正しい姿勢を寝るときにも意識すると良いでしょう。
理想的な高さが大切とはいえ、使う人の好みがあるのも事実です。
最近はいろんな種類の枕がありますし、枕を専門としたお店もあるので、実際に相談してみることもお勧めします。
もし可能であれば睡眠外来などの医療機関で先生に相談するのもいいですね。
NGケース①:枕が高すぎる場合の悪影響
枕が自分に合った高さより、高すぎる場合は首の脛骨が急なカーブになり、首や肩に負担がかかります。
肩回りの筋肉がこわばるため、体の血流が悪くなります。そうして肩や首、頭や腰などの痛みにつながっている事例もあるので要注意です。
NGケース②:枕が低すぎる場合の悪影響
枕が低すぎる場合、高い時と同様に肩や首、頭に負担がかかり筋肉のコリにつながります。頭に血が上りやすく、むくみやすいという点もあります。
起床時のむくみが気になる方は枕が低すぎるかどうかチェックした方がいいですね。
高すぎても低すぎてもいけない枕ですが、自分の寝る姿勢に合うようにすれば睡眠を手助けする大きな味方になりますよ。
すぐに出来る枕の高さ調整方法2つ紹介!
1つめ:タオルで調整する
自分の枕が低い場合、持っているタオルを何枚か折り畳み、枕の上に重ねるのが良いでしょう。
高い場合は、一旦バスタオルを折りたたんで理想の高さをまず体験してみましょう。
面倒でない方は、枕の中身の材質を少し減らしてみるてお勧めの高さにしてみると良いかもしません。(首のカーブと頭と身体が一直線になっているかどうかを気を付けてくださいね。)
2つめ:思い切って今の枕を買い替える
今は枕専門店もあるぐらいですから、実際にお店に行って枕選びのプロに選んでもらうというのもおすすめです。というのも枕の寿命ってどのくらいか知っていますか?
材質によっては1~2年くらいで買い替えたほうが良いものもあるんです。この機会に買い替えを検討するのも、快眠への近道かもしれません。
わた素材 | 2~3年 |
フェザー(羽根) | 2~3年 |
ウレタンフォーム(低反発など) | 約2~3年 |
パイプ素材 | 3~5年 |
そばがら | 1~2年 |
今はオーダーメード枕のような価格帯の高いものから、リーズナブルな価格で自分の寝姿勢に合った高さに調節できる枕も売っています。
枕の硬さに合わせたそれぞれの材質の特徴について詳しく知りたい方はこちら
>>柔らかい枕のメリット・デメリットは?素材による特徴までわかりやすく解説!
>>高反発の枕メリット・デメリットは?素材から特徴までわかりやすく解説!
まとめ
眠れない原因は枕かも?自分に合わない枕のせいで、頭痛、首や肩のこり、腰痛の原因になります。簡単に今回の記事のおさらいをしますね。
- 枕の理想的な高さは、一人ひとり体型によって違う
- 枕は高すぎても低すぎてもいけない
- 自分に合う枕に調節するには実際に枕をはかってみてから対策しよう
今回は安眠するために、枕を見直すことを提案致しました。特に、寝違えたり、首や肩、腰の痛みや頭痛がある方は今夜からでも自分に合う高さに枕を調整してほしいです。
最初は、おすすめとされる高さに慣れないかもしれませんが、少しでも睡眠時間や生活が快適になると思うとやってみる価値はあると思います。
枕は毎日使うものです。今まで気にしてなかったかたも、こだわりの枕があるかたも枕選びの参考になればと思います。