- 酷い肩こり
- 自分に合った枕選び
- 睡眠の質改善

枕最近買い替えたんだけど、それから肩こりが酷くて。

肩こりや首の痛みの原因として枕は十分に考えられます。肩や首は重い頭を支える部位ですので、睡眠中に負荷がかかると痛みや凝りにつながります。

やっぱり枕が原因かもしれないのか。

肩こりの原因になる可能性がある枕について少し見ていきましょう。枕選びの参考になりはずです。
- 肩こりや首の痛みに悩まされている
- 自分に合った枕がわからない
- もしかしたら体の不調が枕だと思っている
- 肩こりは枕の高さ・硬さが原因かも
- 高さ・硬さ・大きさを吟味して枕を選ぼう
- 形状や硬さ、素材など枕は種類が豊富
肩こりの原因は枕かも?
あなたが旅先で旅館やホテルに泊まるとき、普段と変わらない眠りに付くことができますか?枕が変わって眠れない、朝起きると首や肩が痛いという経験をしたことがある方も多いでしょう。
成人は1晩で20回ほど寝返りをするとはいえ、日本人の睡眠時間は平均7時間42分です。この長時間、合わない枕で寝るということは筋肉が硬くなり、肩こりの原因になります。
人生の3分の1は睡眠時間と言われています。長い時間を共にする相棒である枕。その枕はあなたにどんな眠りを提供してくれますか?もしあなたの眠りに不満があるなら、この記事とあなたの枕を比べてみてください。
肩こりの原因になりやすい枕とは
肩こりの原因になりやすい枕のポイントは2つあります
- 高さが合わない枕
- 硬さが合わない枕
それぞれを詳しく見ていきましょう!
高さが合わない枕
枕が高すぎる場合、首が前方に曲げられ、首に負担がかかるため肩こりが出るようになります。枕が低すぎる場合は、首と寝具の間を埋めることができず、首を支えることが出来なくなります。そのため、首や肩に負担がかかり肩こりが出るようになります。横向きに寝たときに肩幅の分、頭が寝具方向に沈むので肩こりの原因になります。
硬さが合わない枕
硬すぎる枕は後頭部に圧がかかり圧迫感や頭痛、しびれの原因になります。寝具と首の間の隙間を埋められないことにより肩こりの原因になります。柔らかすぎる枕は寝返りが打ちにくく、長時間同じ姿勢になりがちであるため、肩こりの原因になります。
枕による肩こりに悩まない、理想の枕とは?
枕が肩こりの原因になりうるということは、理想の枕であれば肩こりが解消されるということです。では理想の枕とはどんな枕でしょう。
理想の枕とは、理想の寝姿勢を維持できる枕です。理想の寝姿勢とは、仰向けになってもまっすぐ立っているときの首から背骨、腰のS字カーブが維持できている状態です。このS字カーブが維持できる枕が枕による肩こりに悩まない理想の枕なのです。
枕による肩こりを解消しよう!理想の枕を選ぶには
理想の枕がどんなものかがわかったので、具体的に枕の選び方のポイントは3つです。
- 枕の高さ
- 枕の硬さ
- 枕の大きさ
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
枕の高さで選ぶ
枕は高すぎても低すぎても肩こりの原因になります。1番いいのは実際にお店で試してみることです。試すときは、マットレスの硬さが自分が使っている硬さに近いことが理想です。
例えば、自分のマットレスが店舗の物より柔らかい場合、店舗でピッタリの枕は自分のマットレスで使うと高くなります。これは店舗の硬めのマットレスよりも自分の柔らかめのマットレスの方が体が深く沈み込み、相対的に枕が高くなってしまうためです。
店舗に似たような硬さのマットレスがない場合、自分のマットレスは店舗のマットレスより硬いのか柔らかいのかを意識して枕を試してみてください。
最近は中身の素材を抜いたり足したりすることで、自宅でも高さが変えられる枕が販売されています。自宅のマットレスに合わせて調整できるのでおすすめです。
枕の硬さで選ぶ
枕には低反発と高反発の枕があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう
低反発枕
ウレタン、ラテックス、マイクロビーズなどの低反発素材で作られた枕です。力がかかるとゆっくりと沈んでいき、力がかからなくなるとゆっくり戻っていく性質があります。
低反発枕のメリットはフィット感です。頭の重さや形状に合わせて程よく沈み込みます。頭の形には個人差がありますが、フィット感が高いため枕が頭の形に合わせて沈んでくれます。また、枕と頭や首の接地面積が広くなり負担が1点に集中するのを防ぎます。
デメリットは、支える力が弱いために寝返りが打ちにくくなることです。適度な寝返りは肩こりの予防になりますが、ウレタンの密度が低いと、頭が沈み込んでしまうので寝返りが打ちにくくなり、肩こりの原因になります。また支える力が弱いためへたりやすいです。
高反発枕
高反発ファイバー、高反発ウレタン、ラテックスなどの高反発素材で作られた枕です。ラテックスの量に比例して反発力が高くなります。
低反発枕は柔らかいため、高反発枕は硬いイメージを抱きがちです。しかし、高反発枕は「硬い枕」ではなく「反発力が高い枕」であり、重さを跳ね返す力が高いという性質があります。
高反発枕のメリットは寝返りのしやすさです。成人の約5kgの頭でも沈みにくく、押し返す力が高いので楽に寝返りがうてます。低反発枕よりへたりにくく、耐久力が高いです。
デメリットはフィット感が低反発枕に比べて劣ることです。そのため自分に合う、合わないがはっきりしてしまうので、店舗などで試すことが重要です。
枕の大きさで選ぶ
枕の大きさは、小さめ(約35×50cm)基本(約63×43cm)大きめ(約50×70cm)が基本です。体格を基本に選びます。寝返りを考慮して枕の横幅は頭3つくらいがおすすめです。小さいものよりは大きめの方がよいでしょう。
小さすぎる枕は寝返りで頭が枕から落ち、そのたびに目が覚め、枕の位置を直さなくてはいけません。そのまま枕がない状態で眠ってしまい首に負担がかかってしまうこともあるでしょう。
上記の基本の大きさに加えて、2人で使える、より大きなダブルサイズ(43×120cm)も存在します。しかし、理想の枕は人それぞれ違うもの。あまりおすすめではありません。ダブルサイズは横幅が布団からはみ出るくらいの長さなので、寝返りが多い方が1人で使うこともあります。
枕の形状で選ぶ
枕の形には定番の長方形の他に、より長い横向き寝に特化した抱き枕というものがあります。妊娠中や腰痛により仰向けの姿勢が取りづらい方にオススメです。通常の長方形枕よりも横向き寝で寝たときの寝具との接地面積が大きくなるため、肩や腕に負担がかかりにくくなっています。
まとめ
あなたの肩こりの原因は枕かもしれません。枕による肩こりを解消するためには、高すぎず、低すぎず、柔らかすぎず、硬すぎず、小さすぎない、あなたの体に合った枕を使うことが重要です。
「自分の肩こりの原因は枕かも?」と感じた方は、この記事を参考に、枕による肩こりを解消する、理想の枕を探してみてください。